NPO法人と議員との間の金品授受をめぐる報道に関しての、決議です。

以下の決議、12月19日の12月定例会最終日、全会(無所属を含む全員という意味です)一致で可決しました。

 坂上明議員とNPO法人との間での金品授受等をめぐる報道に関して、西宮市議会として真相解明に努力する決議

 自民党の衆議院議員、園田博之元官房副長官に資金提供したとされる西宮市のNPO法人「西宮障害者雇用支援センター協会」が、坂上明西宮市議会議員らにも金品等を提供したという報道が続いている。
 12月2日付毎日新聞は、NPO法人が2007年頃から12年頃にかけて神戸市内のクラブで坂上議員らを連日接待し、「費用はNPO顧問が払った」とのクラブ経営者らの発言や、NPO理事長の「2009年5月以降、毎月40万円を坂上氏に渡した」との主張を掲載した。また、12月14日付毎日新聞夕刊では、2011年7月、NPO関係者ら7人での沖縄県石垣島への旅行に坂上議員が同行し、費用はNPOが負担、2010年8月から11年10月にかけては洋服の仕立て代を肩代わりしたというものである。一方、12月15日付神戸新聞では、取材に対し坂上議員が「領収書は残っていないが、飲み代も、旅行代も、スーツ代も全て現金で寺下氏らに手渡しで払った」と語ったとされている。
 これらと同様の内容は、すでに4月20日発売の『週刊新潮』で報道されていたが、当時副議長であった坂上議員は5月9日の議会運営委員会の席上で「一切僕は何の関係もございません」と発言している。
 改めてこれらの報道を受けた12月18日開催の議会運営委員会では、坂上議員の代理人である弁護士より議長あてに、「一連の報道は『いずれも事実に反することであり、市会議員の名誉を著しく害するもの』として『近日中に刑事告訴をするとともに、民事裁判を提起する予定』」との文書が提出されたことが紹介された。
しかしながら、このたびの一連の報道では、第三者の証言や、旅行代金および洋服仕立て代の領収書の存在などが指摘されており、「事実に反する」という坂上議員の主張のみでは、真実は不明のままである。
 一方で、坂上議員は2008年3月議会から2013年3月議会までの5年間で計7回、障害者就労支援について一般質問し、事実上当該NPO法人を優遇することを求め、市当局もそれにこたえてきた経緯がある。その時期は、坂上議員が接待されていたとされる時期、旅行や洋服を仕立てた時期にも符合する。金品授受等が事実ならば、坂上議員の行為は、あっせん利得罪や収賄罪にあたる可能性がある重大事態であり、議員としての道義的責任が厳しく問われることになる。
 よって、西宮市議会として、市民に対しての説明責任からも、坂上議員が予定している司法の場での真相解明をただ待つのではなく、坂上議員とNPO法人との間での金品授受等をめぐる報道に関して、真相を解明することに努める。
 以上、決議する。
 平成29年(2017年)12月19日
                                  西 宮市議 会

2017年12月19日