(監査委員の人事案にたいする反対討論)  西宮市監査委員の選任について同意を求める件について

よつや薫:  西宮市監査委員の選任について同意を求める件について、反対の立場から討論いたします。  監査委員制度のあり方については、昨年6月、地方制度調査会の答申が出され、自治体における監査機能の充実強化を図るための方向性が示されました。特に監査委員の独立性の強化や専門性の確保を図る観点から、識見を有する監査委員のうち、当該自治体の常勤職員であった、いわゆるOB委員の就任制限が行われてきましたが、さらに必要な改善を図るべきとの指摘があります。また、監査委員の選任について、現行制度においては、自治体の首長が議会の同意を得て選任するわけですが、監査を受ける首長が監査委員を選任しているため、監査委員の独立性が十分に確保できないのではないかとの指摘もありました。また、自治体の首長とともに、議会も監査委員の監査の対象となっているのですから、監査委員は、首長からだけでなく、議会からも独立した存在である必要があるとの指摘もありました。この地方制度調査会の答申を踏まえて今回の人事案件を考えますと、候補者は、1年前まで総務局の局長をされ、その後、議会事務局長に就任されて、今日に至っています。自治体から、あるいは議会から、いずれからの独立性も担保しなければならない点を考えれば、甚だ問題があると言わざるを得ません。また、今回退任される阿部委員が選任される当初、会派のたかはし議員がこの点の指摘も行っていますが、今回改めて選任しようとする候補者も同様に元総務局長ということであれば、市民の目から見ると、西宮市の常勤の監査委員ポストは元総務局長の天下り先なのかとの誤解を生み、市民の西宮市の監査体制そのものに対する信頼は大きく揺らぎかねません。以上述べましたように、地方制度調査会の答申を全く考慮されることなく、むしろ監査制度への信頼を損なう方向での監査委員の選任については、賛成できるものではありません。  以上、反対の討論といたします。
2013年12月31日