議会改革特別委員会というという特別委員会は私が一期目の2年目、つまり6年前から設置されています。
そこでは、4年前にも定数削減の議論がされていました。
結果として、45の定数から3削減して、現在の42となっています。
そして、また、今回も協議の俎上にあがっています。
その中身は、インターネット中継での経費の増を何で賄うのか、という協議の中で、定数削減をリンクさせるべきではないか、という論調です。
11日の議会改革特別委員会では、それに賛成の委員もいれば、反対の委員もいました。
それって、議論自体がおかしいのではないかと、議員として唯一傍聴していた私は、思いました。
インターネット中継で経費がかさむのは、どこの議会でも同じです。
そして、この阪神間や神戸市議会、兵庫県議会を含めて、本会議の模様をネット中継をしていないのは西宮市議会だけです。
また、兵庫県内で、神戸市や県議会を除いて一番高い報酬をいただいているのは、西宮市議会議員です。
ならば、どこから、ネット中継の費用を捻出するかの答えは、明らかです。
私は、昨年、市民からの報酬削減の請願の紹介議員の一人となったこともあり、その時から、毎月、1割分を法務局に行って供託しています。
他の議員もたとえば、1割の報酬削減をすれば、ネット中継の経費に費やしても何倍ものお釣りが出るぐらいの削減となります。
どうして、報酬額の削減、という議論にはならないのでしょうか。
無論、定数削減の議論は、定数がどれぐらいが適切な議会か、とか、そもそも、議会の議員の定数は、何によって決められるべきか、という議論からはじめるべきで、それは、別の問題として、真摯に取り組むべきでしょう。
議員のあるべき姿に疑問が呈されて、批判が高まったいるいまだからこそ、真摯に議論しないといけません。
どうしても、経費削減のための議論にするのであれば、まず、自分たちの経費を一人一人どう削減するかから考えるべきではないでしょうか。
例えば、同じ中核市で、しかも人口規模もほぼ同じ、お隣の尼崎市と比べると…。
現在の議員定数は、同じ、定数42人です。尼崎市議会は、昨年、改選でした。
尼崎市議会 西宮市議会
議員定数 42人 42人
議員報酬額(月額報酬) 64万円 68万7000円
政務活動費(月額) 10万円 15万円
今、議論されているインターネット中継や議会だよりの増ページなどの経費の増額分は、まず、たとえば、お隣の尼崎市議会と同じ額にすることで、簡単にまかなえることを是非、多くの市民の方々に、議会からも伝えるべきでしょう。
この記事へのコメントはありません。