2006年に同志社大学の岡野八代さんの特別講座(当時は、立命館大学の教員)に偶然参加させてもらって以来、何度となく、講座、講演をお願いしており、今回も西宮市内で憲法のお話をしていただきました。
「茶色の朝」の話。
「学問の自由」への攻撃のお話。
精神的自由の優越的地位のお話。
「これ以上、分割できないindividual、一個の存在として、存在する、自然権を備えた個人」のお話。
憲法13条「すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」
「なぜ、9条(国家を個人の上に置くことを禁じる)に反対する者は、24条にも反対するのか?」というお話などなど。
非常に中身が濃くて、時に涙がこぼれそうになるくらいのシビアな内容でもありました。
特に、ご自身のアイデンティティに関わる部分(性的マイノリティであることをカミングアウトせざるをえなくなった経緯など)との関連もあり、杉田何某というどうしようもない西宮市の元職員(その後、安倍首相の推薦によって中国ブロック比例区選出の代議士)の問題にも触れられました。
岡野さんが言われる「多様な世界を受け止める『憲法』」をこの国が持ちながら、そこから遠ざかっている現状について、厳しい現実を改めて見つめ直した講演でした。
後半、少し市議会の状況について、ご報告しました。
今回も、