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政務活動費と議員年金…富山市議会問題

富山市議会の政務活動費の不正支出については、他市の議員である私がどうこういう筋合いではないですが、そのメディア情報で不正確なところなどがあり、地方議員として、見過ごしにできない点などは、ここで、述べていきたいと思います。

朝日の記事(以下、リンク)によると、

富山市議会政務活動費と議員年金の朝日新聞記事(9月19日)

 

「中川氏によれば、政務活動費(旧政務調査費)の不正を始めたのは2011年。地方議会の議員年金がこの年に財政難で廃止され、『辞めて老後の生活をどうするか心配になった。このままじゃダメだと思った』。このとき当選5回。酒席など付き合いにかかる費用もかさんでいた。自宅を大規模改築したことに伴うローン返済も、月19万円と重くのしかかっていた。」

と、ありました。

 

しかし、彼、中川前富山市議会議員がこの記事どおり5期目だったのだとすると、彼はその当時すでに議員年金の受給資格を得ているはずで、そのことを言い訳に政務活動費の不正に手を染めたというのは、全くおかしな論理です。
朝日新聞さんは、その点、ちゃんと正確に報道していただきたい。

以下、ウィキペディアより。
「2011年(平成23年)6月1日で年金制度は廃止となった。既に退職した議員には高額所得者については減額する措置を取りながら引き続き年金を支給。現職議員には掛け金の80%を一時金として支払い、現職でも在職12年以上で年金受給資格がある場合は引き続き掛け金を払って退職後に年金を受け取ることもできる。完全廃止までの既存支給者への給付のために各地方自治体からの公費負担があてられることとなっている」

当時、退職していなくても、一時金か、年金かを選べるようになっていて、ウィキペディアのように、退職後に年金を受け取ることは可能な議員に中川前富山市議も含まれているはずです。

 

 

 

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