よつや薫市議会報告

キラリ☆かおる市民ネット通信 No.41 2023年春号

キラリ☆かおる市民ネット通信 No.41 2023年春号

 

リベラル無所属として、市民とともに考え、市民の声をこれからも市政に届けます

一人ひとりが大切にされる社会に

地方自治体の目的は「住民福祉の増進」です。一人ひとりが大切にされる政策が基本です。

弱い立場に置かれがちな高齢者、子ども、障がい者、性的マイノリティ、女性の一人ひとりが大切にされ、その多様な意見を市政に反映させるべきと考えます。

たとえば、子育てが女性に偏りがちである現実があります。また、家庭介護の重い負担を担う人の声を受け取る場も必要です。見えにくく声になりにくいヤング・若者ケアラーへの積極的支援も急務と考えます。

信頼される議会へ

議員として「なくそう! 議員特権」と言い続けているのは、行政のチェック機関としての役割だけではなく、財政の改革を唱える前に議員自らの公費支出を厳格にするべきと考えるからです。

そして、議会内で起きる不公正な事柄にも、ダメなことはダメだといえる立場を堅持できるのは党利党略にしばられない無所属だからこそです。たとえば、昨年後半に噴出した、旧統一協会と議員との関わりについて、議会で自ら明らかにすべきとの口火を切りました。

行政のメッセンジャーではなく、市民の声を市政に届けることが議員の仕事の第一義だと考えます。議員への公費支出(報酬や政務活動費など諸経費)の適正な額への削減が必要である一方、市民が情報を得やすい議会からの発信、委員会のネット配信化などに、これからも取り組んでいきます。

憲法を護る

二度と市民を戦禍にまみれさせてはいけないという反省のもとつくられた平和憲法です。西宮市で平和非核都市宣言が行われて40周年を迎える今年は、改めて平和の大切さを発信していきます。

いのちの大切さを守るための人権各条項もいまだに先進性を維持していますが、女性への差別的扱いや、国会議員からも飛び出したLGBTQの方への偏見差別の言葉、また、地方における外国人市民の不平等な状況も解消されなければいけません。

憲法にうたわれている理想が、現実の社会に息づくよう、これからも、行動していきます。

4期の実績と経験があるからこそできることがあります

4 期16年間の質問と提案、実現できたこと(抜粋)

  • 空気のように憲法が息づく社会を
  •  少子高齢社会に実効性ある施策の充実
  •  持続可能な循環型社会を
  •  より開かれた、信頼される議会へ

2007年

  • 「開かれた議会を求める請願」の紹介議員

請願・陳情者の意見表明の場を設ける、委員会傍聴の許可制の廃止、各委員会の会議録のインターネット公開、本会議のインターネット中継(2015 年度より) の実現

  • 男性職員の育児休暇の取得の推進
  • 住基ネット・個人情報の一括管理と膨大な維持経費の問題(2009 年以降随時質問)
  • 任期以前の報酬の受け取り拒否

よつやの拒否から条例改正となり、次期新人から日割計算の報酬となった

2008年

  • 改正DV 防止法に基づく基本計画の策定及び配偶者暴力相談支援センターの設置を求めた(2010 年にも質問)
  • 議員等のいわゆる口利きに関して「口利き防止条例」を提案

2019 年3 月「西宮市議会議員政治倫理条例」制定に繋がる

2009年

  • 教育委員会の教育委員や監査委員など、各行政委員の月額報酬の見直しを求めた

行政委員の報酬の大幅削減が実現

  • 次世代育成支援行動計画の推進

2010年

  • 高齢者とその家族の支援策、徘回高齢者の事故再発防止、消費者被害の防止の徹底を求めた
  • 公契約条例実現にむけた姿勢(2014 年にも質問)
  • 福祉総合窓口の体制整備

実質的な体制整備実現

2011年

  • 市内の放射線対策と原子力防災
  • 自治体が取り組むエネルギー政策と環境問題の提案

教育委員会で約4600 万円の電力料金の削減効果が得られた

2012年

  • 電力入札を行っていなかった部局に実施を求めた
  • 給食の実効性ある放射能検査を求めた
  • 放射能を拡散させない大原則に基づいて災害廃棄物広域処理に反対

被災地における瓦れきの受け入れはしない方向に決定

2013年

  • 被災地の子どもたちの支援を求める
  • ひとり親家庭への支援を求める

2015 年「寡婦控除のみなし適用」実現

  • 副作用の頻発している子宮頸がんワクチン接種事業の廃止を求めた

2014年

  • 教育現場に性的少数者(LGBTQ) の啓発のための予算確保を求めた
  • 原子力災害に係る広域避難ガイドラインの問題点の指摘と危機管理の強化を求めた
  • 高額な退職金、市長(28,365,120 円)、副市長(16,830,720 円) の見直しを求めた
  • 今村新市長へ「盗聴器調査」「選挙公費の契約と支出額」の問題性を質問
  • DV 被害者支援活動補助金の交付および相談体制の充実を求めた

2015年

  • 夙川学院短大跡地の自然環境、住環境保護、解体時のアスベスト対策を求めた
  • LGBTQ 支援やパートナー証明発行を求めた

2021 年「パートナーシップ宣誓制度」実現

2016年

  • 保育士不足解消のため待遇面改善を求めた

2017年

  • 市直営の防犯カメラ設置の問題点を指摘
  • 高塚一号墳および周辺の住環境保護を求めた
  • 業務委託先のNPO 法人から市議らに多額の金員が渡ったと報道された事件の追及

2018年

  • 産前産後の女性への支援を求めた

アウトリーチ型産後ケアなどの拡充

  • 不登校児童生徒が民間フリースクールに通う際の市独自のガイドラインを求めた
  • 広告入り婚姻届の問題点指摘と監査請求
  • 政治分野における男女共同参画施策の推進を求めた

2019年

  • 児童虐待に対応する正規職の家庭児童相談員の増員を求めた(2020 年にも再質問)
  • パートナーシップ制度とLGBTQ 支援を求めた

2021 年パートナーシップ宣誓制度を含む「西宮市性の多様性に関する取組の方針」策定

  • 市のハラスメント対策の強化を求めた

ハラスメント防止指針改定

  • 「女性差別撤廃条約選択議定書の批准を求める意見書案」を提出したが不採択

2023 年3 月同趣旨の意見書採択

2020年

  • 一人親世帯の養育費確保の支援策を求めた
  • 地球温暖化防止対策として電力調達の環境配慮調達評価基準の見直しを求めた
  • 「『選択的夫婦別姓の導入へ、一日も早い民法改正を求める意見書』を求める請願」の紹介議員になり採択
  • 性犯罪・性暴力防止対策の強化を求めた

2021年

  • 高齢者を介護する人の相談窓口、及びレスパイトケア、緊急派遣制度など提案
  • 公共施設のアスベスト飛散対策を求めた

2022年

  • コロナ禍でより困難な状況の女性への支援を求めた
  • ヤングケアラーと若者ケアラーへの支援の充実を提案
  • 子宮頸がんワクチン接種勧奨再開にあたり問題点と検診の重要性を再度指摘
  • マイナンバーカードの問題点を指摘
  • 国主導の個人情報保護条例の問題点を指摘
  • 18歳、22歳の市民の個人情報をデジタルデータで自衛隊へ提供する問題を指摘
  • 「国に対し『介護保険制度の改悪をしないことを求める意見書』の提出を求める請願」の紹介議員になるが不採択

2023年

  • 認知症支援の次期「計画」の強化を求めた
  • 新型コロナワクチン接種事業のコールセンター業務再委託先の過大請求問題を質問
  • 新「西宮市個人情報保護条例」案は個人情報の利活用を目的とするため反対

編集後記
3 月定例会に10 人の議員の連名で提出した「女性差別撤廃条約選択議定書の速やかな批准に向けた環境整備を求める意見
書」が賛成多数(反対は一会派のみ) で採択☆冤罪事件の典型、袴田巌さん再審決定のニュース。
約2 年前には冤罪被害を防ぐための法改正を求めて「国に対し『再審法(刑事訴訟法の再審規定) の改正を求める意見書』の提出を求める請願」が出されたが反対多数で不採択だった。
そんな議会の現状☆岸田内閣の「異次元の少子化対策」は多様な家族のあり方に対応できていないのではないかとの指摘がある。全くそのとおり。社会は多様に変化している(よつや)

 

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