お知らせ

12月議会が終了

12月議会が、昨日(15日)終了しました。

 

今回は、特に、建設常任委員会で審査された「訴え提起の件」-いわゆるUR借上げ復興住宅の住民に明け渡しを求めての訴え提起-がマスメディアも注目し、報道されていましたが、私は、落ち度のない市民を、公権力の側の市長が訴える、という事自体が問題だと考えていました。

 

所属する会派に、建設常任委員会のメンバーがいないので、傍聴のみしましたが、各委員の質疑の中で、市長も結局、前市長と同じ対応ではないかと感じました。

委員会として、「継続審査」にすることが全会一致で承認されたので、その結果は、私も指示できるものとして、最終日の本会議でも継続審査に賛成しました。

この継続審査は、単なる問題の先送りではなく、じっくりと双方の話し合いを持って、安易に訴訟に訴えるものではなく、別の解決方法を、と願ってのものと考えます。

 

一方、総務常任委員会では、市長提出議案の局の再編と、局名を変える案について、一部修正案を出し、修正案は、賛成多数で承認。本会議でも賛成多数で、可決しました。

 

既に、新聞紙上にも出ましたが、市長が出してきた議案の中身の一部は、昨年4月に新設された「こども支援局」については、その名前を「子供支援局」という漢字に変えるだけ、というものでした。

昨年は、いずれも局名だけを変えるのは、おかしいだろうということで、その変えようとする名前の部分を削除する形で、修正案を出し、賛成多数で可決。そのままの名前で、この1年間来たわけです。

今回の議案の中の「こども支援局」⇒「子供支援局」に変えるというのは、再び名前だけを変えるというもので、他の局での今回提案の組織改編や、所掌事務の内容を変える、というものとも一切関係なく、こども支援局に関しては、中身が変わってないのに名前だけを変えるという、市長の意向を反映させたものです。

この点、昨年12月の修正案を出した会派の総務常任委員会での主張も「名称の変更に関しましては、このタイミングで大幅な組織改編もない中、相応な理由がないと判断いたしましたので、もとに戻す――変更の変更を提案したい」つまり、市長が出してきた「こども支援局」⇒「子供支援局」の提案に対して、従来どおりの「こども支援局」にもどす、という提案でした。そして、昨年の議会では、その修正案を賛成多数で可決していたものです。

今回は、昨年、上記のように提案していた会派が修正案に反対、その理由も委員会の議論とは異なる理由(子どもの人権論など)も付け加わっていたので、少し残念ではありました( 委員会の中では「漢字は日本の文化」論が展開されて修正案に反対されていましたが、そもそも漢字は大陸からの渡来文化でしょう。ひらがなこそが日本固有のオリジナルな文化だと思いますが…。もちろん、そんな議論を私は展開したかったわけではありません)。

が、そもそも、議会で一旦、可決したことを選挙をまたいでいるとはいえ、再度、市長が出してきたことについては、やはり議会軽視だと言わざるをえませんでした。

また、一部、メディアの記者から電話取材をうけ、こんなことに委員会での協議の時間を割いていていいのか、という批判的な疑問を投げかけられました。

しかし、この問題は、常々、コスト削減を念頭に置いているはずの市長が昨年一旦、結論を出した点について蒸し返して、再提案してきたもので、議会としては、市長の議会軽視をただし、筋を通さざるを得なかったものです。

 

委員会の模様を知らせる神戸新聞の記事は下記です。

神戸新聞12月11日

 

 

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