本日の中秋の名月は、晴れない霧に覆われていました…。
実は、本日は、24歳でいわゆるポックリ病に命をさらわれた兄の誕生日でもありました。
人は二度と死ぬ、っていう事、聞いた事があります。
彼が最初の死を迎えてから46年、私の中では確かに彼は生き続けてきました。
24歳の彼を越える男性に出会えなかったことが、私の幸運であったかも?ですが…。
もし、彼がいれば、たとえば、ここまで進んでしまった地球温暖化のことをどんなふうに語るだろうとか、あの阪神淡路大地震の折、その地震のメカニズム自体については、どんな見解を示したんだろうとか、その都度、理系の彼の頭の中をのぞきたかったのでした。
かなわない事ばかりを思ってもきました。
彼、生きていれば、今日71歳。
首都圏にいて、歓送迎会の芸として“六甲おろし”を歌っていた兄ですが。
あの1976年の9月の追い上げほどには、今年の阪神は馬力がなく、酸欠ぎみです。