今日から、10日まで、新人当選者(正確には6月11日から任期が始まりますので、まだ、議員ではありません)の方たちの説明会です。
私も、現職議員ながら、参加させていただきました。
現職なのに自分で希望して参加させてもらっているのは、一つは初心忘るべからず、というか、新人のころの説明は当初は、なんだか、ちんぷんかんぷんだったものでして…。4年ごとに新たな事柄も加わったりして、確認したいこともありで、3日間ですが、参加させてもらうことにしています。
今日は、議会事務局からの説明でした。
私が最初に説明を聞いた12年まえとは、文字通り隔世の感の部分も多々ありました。
議会改革、と一言でいいますが、この12年間、議会自ら変わろうとしたのは、近隣では、西宮市が一番努力したのではないかと自負しています。まだまだ足りないと市民からご指摘受けそうな点もありましょうが、相対的にはずいぶん進んだといえます。
議会そのものの公開度の高さ、政務活動費などの透明性の確保、タブレット導入によるペーパーレス化、本会議のネット中継などなど、12年前にはなかったことばかりです。
また、議会の活性化、質問方法、常任委員会のありようも随分変わりました。
新人の皆さんには、その辺も自覚したうえで、議員活動をスタートしていただければとも思います。
しかし、それにしても、居眠りはないでしょう。
今日の議会事務局の説明は、時間が足りないぐらい、いずれも重要な内容ばかりでした。それなのに、昼過ぎの時間帯、私の視野に入る数人の新人諸氏が船をこぎ始めていたのでした。
20代、30代の若さに期待して投票した有権者に、どう言い訳するんでしょうか。
有権者の方々には、自分たちが投票した議員が議会開会中に白河夜船かどうかをまず、ご確認ください、っていうのも、ちょっと、情けなくはないか。
私の同期の議員は、辞めた人、県議に転出した人など、補選で当選した人も含めれば合計14人もいます。
そのうち、この4月の選挙で4度目の当選を果たした人は、私を含めて8人でした。
かつて、1期目の中ごろでしたが、少し疲れていた私は、その同期の一人に「議員活動しんどくない?」とポツリと聞いたことがありました。
彼は、「高校球児が甲子園を目指して野球の練習を重ねてきて、今その甲子園という最高の活動の場を与えられて、ボールを求めて縦横無尽に動きまわりたいのが当たり前やん」と「しんどい」なんてとんでもない、といわんばかりでした。
今年、選ばれた新人議員諸氏の中に、果たしてそんな高校球児がいるんだろうか。