今日は、13日から始まる6月議会を前にして、付議される議案や人事案件などが市長から、また議会として役職選任の日程や昨年度の公文書公開請求の処理状況など報告が、議運であり、傍聴してきました。
市長は、今日の議運で、「内示」予定だった現市長が選ぶ副市長人事案でしたが、今週、6月3日の朝刊に先に漏れ出てしまったことで、今日の議運では、こういう流れは「初めての事態ではないか」との意見が出、一旦、開会した議運が休憩に入る、ということになりました。
そもそも、市長が選任し、議会の同意が必要な副市長などの人事案件ですが、通常は、総務局長から、あらかじめ「こんな人事案にしたい」と市長の意向を各会派、議員に説明に回ることが、これまでの慣例ではありました。
ただ、前市長が選任した現在の副市長の辞職の意思から、新たに副市長を選ばなければ市政の停滞を招きかねないということがあり、副市長人事が市役所や議会の注目の的ではありました。
その点から、新聞が先走るのもわからないではありません。
しかし、その情報を誰が新聞社に流しているのかという点と、聞けば、3つの会派には、2日の時点で市長と総務局が説明を行っており、無所属議員にはいつものことながら?後回しです。その間に、この情報が漏れて新聞の方に先にでてしまった、ってことではあります。
市長は「記事のことについては、気をつけていたが…。載せるか載せないかは、モラルのこと」などと言っていましたが、議運の委員からは「議会の同意の必要なことについては気をつけてやってほしい」との意見がありました。そのご意見は、ごもっともでした。
そのあと、議場における「市長」の写真・ビデオ撮影について、という協議事項がありました。
これも、実は「議員の撮影」でなく、「市長」の「撮影」という異例のことで…。
通常、私たち議員は、本会議で写真やビデオ撮影するとき(登壇して、自分自身の姿しか写してはいけないことになっています)は、あらかじめ議長の許可を得て、という厳格な申し合わせがあります。
しかし、市長は、行政方針などを発表するときなど、市の広報課が撮影することもあり、あえて別のカメラマンや支持者の方などにお願いして、傍聴席から別のカメラで撮る必要性がないような気がします。
しかし、それをあえて別のカメラで撮るということは、むしろ市長としての「広報」というよりも選挙で負託を受ける被有権者としての政治活動ではないか、という気がします。
そのことを後刻、市民の方、数人に伝えると「議場を自分の写真スタジオか何かと思ってるんじゃないですか」「市政がまだ始まったばかりで、自分の姿を写すことが優先かだいなの?」という厳しい意見もありました。
すでに彼は議員ではなく、市長。しかも、市長としての姿を伝える広報は、市の財政で賄うもので、ワンサカありますしね。
いずれにしても、この「撮影」の許可は、「異例のこととして、私的な政治家としての撮影として今回に限り」ということになりました。
いきなり、異例の事が続発する日でありました。
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