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行政は情報をどのように取捨選択?

完成近い西宮市役所第2庁舎。2021年2月6日六湛寺公園側から撮影。

昨年春以来、コロナ禍でおうち時間が増え、若い友人から教えてもらって韓国ドラマを見る機会も得ました。

そのうちの「サバイバー:60日間の大統領」というドラマは、現実にはあってはいけない韓国の国会議事堂が爆破され大統領も命を落とすことから始まる、大統領代行に就任した民間出身(環境学の研究者)の大臣がその難局をどう乗り越え、次期大統領選挙までの60日間を終えるのかというお話です。いろんな意味で興味深いドラマでした。

その中で、フィクションではありますが、行政のトップ(大統領代行)が情報を集め、その情報をどう考えて評価し、あるいは取捨選択するのかという判断やその情報によって次に何をするべきかの決断を迫られる苦悩や迷いが描かれていて、とてもリアルに感じました。

これは、日本においても総理大臣はもちろんのこと、各自治体の首長のみなさんも日常、つねに様々な決断をせまられる場面ばかりかと思います。その前提となる資料や集積されたデータ、側近や幹部の進言、議会の議員からの様々な意見、そして、なによりも市民の意見なども含め、何が信頼できるデータ、意見であり、逆に参考にする必要のない資料やデータなのかの選択や決断が行政のトップの大きな仕事といっていいかもしれません。

翻って、私のような立場の議員(無所属、会派も無所属)は、そもそも、日常的に決断を迫られることはそれほどないといっていいかもしれませんが、ただ、議員個人が決めて、その責任を一身に負うことは日常的に多々あります。

例えば、議会の会議(本会議、常任委員会などの公式の場とか)で何を発言するのかや、その前提として事務局(名宛人は多くの場合、議長)に議員個人の意思を伝えなければならないことも自分の中の細かな取捨選択を常にしているといっていいものです。発言すべきことと、する必要がないこと、あるいは、発言してハレーションを起こし、結果として決して市民のプラスにならないと考えられることは、発言しない、などをその都度、決断して行動している。そして、本会議の場の採決態度も特に無所属は自分で決めて、多くの場合、その賛否の理由をその場で述べます。

さて、前置きが長くなりましたが…。

実は、今、その情報をどう処理し、どこでどう発表すればいいのかを迷っている問題があり、こんな時、例えば政党に所属し、あるいは、大会派にいる議員はどうするんだろう、とか、考えますが、答えを出し兼ねています。

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