(上掲写真は、1945年、米軍カメラマンのジョー・オダネル氏が撮影した「焼き場に立つ少年」写真=NHK提供)
本日は、長崎の原爆忌でした。
ちょうど、昨日、この写真のNHKのEテレ「ETV特集 “焼き場に立つ少年”を探して」が放送され、見ました。
結局、この写真の彼は現在のところ、どこの誰かはまだ、わからない。
でも、通常、名札は、左胸につけるのに、右胸になっているから、写真が反転しているのではないかということ。
放射線による症状としての出血が鼻と目から推測されること。
カメラマンのジョー・オダネルさんが1945年の10月中旬ごろに撮影したものではないかということ。
そして、おそらく親を原爆でなくした彼と同様の孤児の何人かのその後の過酷な人生が、番組で語られました。
最後にジョー・オダネルさんが生前、インタビューを受けていた肉声も紹介されました。
質問:アメリカ人として原爆投下直後の町を歩いてどう思ったか。
オダネル:(原爆は)間違いだと思った。
質問:「原爆がアメリカ人や日本人の多くの命を救った」という人々に言いたいことは?
オダネル:(原爆は)何も救わなかった。罪のない人々を殺しただけ。
私の考えに同意しない人がいるのはわかっている。でも、我々はおばあさんやおじいさん、子どもを殺した。
質問:無意味な虐殺だったと?
オダネル:そうだ。